「中小企業円滑化法」の影響で不動産競売の売り出し件数が半分以下と激減しました。
その為、不動産競売の落札価格は急上昇を続け、現在もその熱は冷める所か「円安」や「株価の上昇」や「東京オリンピックの開催決定」でグングン上昇を続けております。
今年の4月に「中小企業円滑化法」が切れて「9月」頃には不動産競売の売り出し物件は増えると思っていましたが、全く増えておりません。
それどころか不動産競売での売り出し件数は減っており、「中小企業円滑化法切れ」の影響はここ数年はなさそうです。
もし、不動産競売での売り出し件数が増えたとしても「希少価値のある場所」の価格は上昇し続けるでしょう。
その反面、郊外型で売り物件が増える所は不動産競売での落札価格は急激に下落し、「上昇する所」と「下落する所」と2極化されるでしょう。
現在でもその傾向があり、需要と供給のバランスで「好立地」は売り物件が少ない為古くても「リノベーション」すれば売れます。
しかし、郊外物件は同じ団地内にかなりの数の中古物件が売りに出ており激しい競争にさらされて価格が下落しております。
良い物(希少価値のある物件)は景気に左右されにくく、「安くない」のは当たり前です。
しかし、わかっていても「価格」で勝負するのか「希少価値」で勝負するのか。
経営者は厳しい判断を迫られている事は間違いありません。
自分の目を信じ「良い物」を見極めがんばって落札していきたいと思います。