福岡地方裁判所小倉支部の差押件数の変化!!
平成21年・・・817件
平成22年・・・462件
平成23年・・・496件
平成24年・・・430件
平成25年・・・288件
平成21年12月に「中小企業金融円滑化法」が始まり800件近くあった差押件数が何と460件と激減。
その後、同法の期限が切れる平成25年3月まで差押件数は400件超えで推移しています。
「中小企業金融円滑化法」が切れると爆発的に差押件数が増えると思っていたのですが、
平成24年12月に安倍内閣が掲げた経済政策で通称「アベノミクス」が「インフレターゲット」設定。
公共事業の増加や「円安株高」になり、大手企業の業績が改善。
その為、平成25年は直近5年で最低を記録し300件を切りました。
平成21年~25年で65%も減少し、不動産競売の落札価格は「中小企業金融円滑化法」時の上昇スピード
を維持したまま、現在も上昇中です。
もちろん「インフレターゲット」なので不動産価格は上昇(円の価値が下落?)するのでしょうが、
どこまで続くか読めません。
ガソリン価格や石油に関する製品の価格は上昇しいるので「マンション」の価格は原料高で上昇します。
そこに消費税増税・・・。
大手企業は給料が上がり、やはり現状の事実は「インフレ」です。
福岡本庁の落札価格は小倉支部の物件よりはるかに高い落札価格ですので、需要と供給のバランスがどこで
落ち着くのか誰も解りません。
まだ需要が良いとは思えませんが、不動産競売の落札価格はまだまだ上昇するでしょう。