通常、不動産は「10・11月」で販売件数が伸び「12月」は止まるのですが今年は「10・11月」が販売に苦戦し「12月」が忙しく販売件数が伸びております。
当社の今年の販売状況から推測すると、築年数が古いがリフォームをして販売価格が1300万円前後の物件と新築時1億円を超えている物件で「半値」になっている物件が売れております。
数年前まで新築時3500万円前後の築後15年位の物件が「2000万円前後」の中古物件が安いと良く売れていたのですが、今年は全くダメ!!
やはり不景気なのでしょう。
年収の高いお客様でも控えめの価格帯を購入されています。
しかし、他社の2000万円前後の小さな新築が飛ぶように売れているそうです。
「なぜ、この場所で2000万円台で新築が建てれるのか?」と物件の詳細を見ると土地が35坪~40坪で建物も30坪以下と狭く、ビックリします。
狭い土地にパンパンに建設されており、窓も少なく隣に手が届きそう。駐車場は2台分の「コンパクト住宅!」
土地の広さは60坪無くて良い。家の広さも38坪も無く狭くて良い。庭も無くて良い。隣に手が届いても良い。
狭くても夢の新築マイホームがいいお客様が増えた様です。
今後も「コンパクト住宅」が売れると思いますが、新築時3500万円した土地は60坪位で建物は35坪前後の庭付き住宅が、築後15年で200万円のリフォームして1500万円ダウン(新築時から40%ダウン)の2100万円で購入できる「価値」が見直されると思います。
同じ考えで行くと、新築時2000万円の戸建は15年後・・・。査定の仕方は変わりません。
良い物は安く仕上げることができませんので、「安い物件」とは何なのかを考えさせられます。